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マーチンゲール法

マーチンゲール法とは連敗する度に賭け金を2倍にしていくベッティングシステムのことです。

何連敗しても次の賭けで勝てば損失を全て回収することが出来るため、理論上は絶対に負けない方法と言われています。

【基礎】マーチンゲール法の使い方

マーチンゲール法では連敗する度に賭け金を2倍にする方法であり、仮に最初は1ドルでスタートしたとすると、負ける度に2ドル→4ドル→8ドル→16ドルと増やしていきます。

マーチンゲール法の止めるタイミングは決められていません。

そのため、理論上は負けないと言われますが、実際は「資金が底を尽きる」「ゲームのベット額上限を超える」などの理由から最終的には負けてしまうことになります。

また連敗で賭け金を変更する方法においては「いかに連敗を引かないか」が重要であるため、できるだけ結果が分散するようなカジノゲームおよび賭け方を選択しなければいけません。

マーチンゲール法のシミュレーション

マーチンゲール法を配当2倍のゲームで使うと仮定してシミュレーションを見てみましょう。

連敗数賭金結果損益合計次のアクション
1$1負け$-1負けたので賭け金を2倍にする
$2勝ち$+1勝ったので次は1ドルをベット
1$1負け$±0負けたので賭け金を2倍にする
2$2負け$-2負けたので賭け金を2倍にする
3$4負け$-6負けたので賭け金を2倍にする
$8勝ち$+2勝ったので次は1ドルをベット
1$1負け$+1負けたので賭け金を2倍にする
$2勝ち$+3最後に勝って終了

終わりよければすべてよし!

マーチンゲール法は最後に勝てば利益が残るため、賭けの勝率が多少悪くても問題ありません。

ただし、連敗が続いてしまうと賭け金が跳ね上がるため、「自分は何連敗までなら許容できるか?」という上限を決めておく必要があります。

次に8連敗した際のシミュレーションを見てみましょう。

回数賭金結果損益合計次のアクション
1$1負け$-1負けたので賭け金を2倍にする
2$2負け$-3負けたので賭け金を2倍にする
3$4負け$-7負けたので賭け金を2倍にする
4$8負け$-15負けたので賭け金を2倍にする
5$16負け$-31負けたので賭け金を2倍にする
6$32負け$-63負けたので賭け金を2倍にする
7$64負け$-127負けたので賭け金を2倍にする
8$128負け$-255負けたので賭け金を2倍にする

良い終わり方が来なければ大損…。

仮に7連敗したとすると8回目の賭け金は128ドル(約2万円)に膨れ上がり、また8回目で負けた時の損失合計は255ドル(約3万8千円)となります。

少額の投資金で使えるマーチンゲール法ですが、連敗が続いてしまうと賭け金が高額になるため、資金量に応じて続ける回数を決めておきましょう。

マーチンゲール法の強み|仕組みのシンプルさ

マーチンゲール法には「仕組みがシンプルで使いやすい」など、4つの強みがあります。

マーチンゲール法の強み

  • 負けたら賭け金を2倍にするだけのシンプルな仕組み。
  • 損失を取り返す能力に長けている。
  • 継続できるなら理論上は負けない。
  • 自己資金の管理がしやすい。

マーチンゲール法は「仕組みがシンプル」「損失を取り返すことが出来る」という特徴から、カジノゲームだけでなく、ギャンブル・投資や投機など様々な分野で使われています。

また事前に利益と損失が分かっているので、自己資金の管理がしやすいという点も特徴です。

マーチンゲール法の弱点|賭け金が無限に増える

マーチンゲール法には4つの弱点がありますが、特に連敗が続くと賭け金が増えるという点には気をつけなければいけません。

マーチンゲール法の弱点

  • 連敗が続くと賭け金が倍々で増える。
  • 十分な利益を稼ぐまで時間がかかる。
  • 運に左右されやすい。
  • 続ける回数によっては大きな資金が必要。

マーチンゲール法では賭け金を倍々で増やしていくことを考えると初回の賭け金は少なくするのがベストです。

そのため、比例して利益も少なくなり、十分に稼ぐまで時間がかかるというデメリットがあります。

またマーチンゲール法は連敗に耐え続ける必要があるため、使える資金は多ければ多いほど有利です。

仮に1ドルを賭けて5連敗でマーチンゲール法を止めるとすると、1回の利益は1ドル、5連敗の損失は31ドルとなります。

要するに「5連敗する前に31回以上勝てば利益」ということなので、連敗の可能性を計算しながら使用しなければいけません。